植物

黄土高原は決して不毛の地ではない。
一千年以上前の黄土高原は緑に覆われていた、と言われているように植物が育つポテンシャルがここにはある。
しかし、視覚的には確かに緑は少ない。
土が露出した台地。降雨により流される土砂。空に舞い上がる黄砂。乾燥した気候と相まって黄土高原は砂漠と同じような不毛な地域と見なされがちである。北方にはモウソ砂漠が横たわり、その影響もあってか砂漠化が深刻な地域と混同されやすい。しかし、黄土高原は元来の砂漠とは違う。実際、放牧・耕作を禁止し、何も手をつけないだけで、黄土高原の緑は大きく増えることが確認されている。さらに私たちは実地調査を通して実は草花・樹木の種類は予想以上に多岐にわたることを観察している。このように黄土高原には自然回復力が備わっているのである。
では、何もしなければいいではないか、というと現実問題としてそれは不可能となる。ここには既に人間の生活が数千年の歴史をもって土地に刻まれており、人間と台地の間の関係を排除することはこの地に暮らす人々の生き様の否定になりかねない。そこで我々が目指すのは地域に暮らす人々と自然とのかかわり方の追究を通して、環境回復の可能性を探る道である。
現在、植物多様性の調査を行っており、それに平行して現地に暮らす人々と
植物の関係を調査している。
>>参考:植物の写真(と解説)。
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- at 01 Apr, 2007 (03:03)
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