エネルギー

経済発展の進む現代中国において、エネルギー需要の増加は当然の帰結であると同時に、大きな社会問題にもなっている。何をもってエネルギー供給を行うか、どのようにエネルギー需要と供給をバランスさせていくか。私たちの目の前にある現実は先送りできない今の問題である。

石炭の産地としても知られる陝北は、中国の重要なエネルギー供給地として大きな期待を浴びている。中国において石炭は重要なエネルギー資源であることは今も昔も変わりない。自給できる石炭は発電など公共事業としての需要だけでなく、各家庭での家事をおこうなうための重要な燃料でもある。黄土高原の農家では各家庭に石炭が積まれているのが目に付く。街中でもいたるところに石炭の山を見る。

言うまでもなく石炭をはじめとする地下資源は有限である。節約して使っていけば大丈夫というのはその場しのぎの意見に過ぎない。石炭が自然に生成される時間のオーダーと現代のエネルギー需要の増加速度は明らかに違いすぎる。それはつまり、いずれ供給にも限界がくることを明らかにしている。

エネルギー効率を良くする事。これは節約のために重要な視点である。
代替エネルギーを利用すること。これも多元的供給バランスを見る上で考えなければならない。
しかし、何より考えなければならないのはエネルギー資源を人間がどう扱っていくべきか、そのイメージなのかもしれない。石炭成金も出現しているこの地域で、K.Polanyiも言うような近代資本主義観に基づく土地の商品化が進む現実に対して、中国を環境をどのように変化させていくかという問いも含めて、私たちは考えていく必要がある。



  • 石炭の供給

  • 風力発電

  • メタンガス利用

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